トヨタKINTOは、月々定額でトヨタ車に乗れるカーリースサービスです。
車の購入・維持にかかる手間や費用を大幅に削減できるため、近年人気が高まっています。
しかし、KINTOにはいくつかの注意点もあります。
例えば、走行距離制限や契約終了後の返却方法などです。
これらの注意点を理解せずに契約してしまうと、想定外の出費やトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
そこで今回は、KINTOで失敗しないためのコツをご紹介します。
KINTOで失敗しない！3つのポイントを押さえよう
KINTOで失敗しないための3つのポイント
KINTOで失敗しないためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
- KINTOのメリット・デメリットを理解する
KINTOには、月々の利用料金が安い、車の購入・維持の手間が省ける、最新の車種に乗れるなどのメリットがあります。
一方で、走行距離制限や契約終了後は車を返却しなければならないなどのデメリットもあります。
まずは、KINTOのメリット・デメリットをしっかりと理解し、自分に合ったサービスなのかを検討しましょう。
- 自分の利用シーンを想定する
KINTOでは、契約期間や月々の利用料金、解約金フリープランなどのプランが豊富に用意されています。
そのため、自分の利用シーンに合ったプランを選ぶことが大切です。
例えば、転勤などで契約期間が短くなる可能性があるならば、解約金フリープランを選ぶとよいでしょう。
また、まとまったお金がなく月額料金も抑えたいなら、初期費用フリープランを選ぶと安心です。
- 契約前にしっかりと確認する
KINTOの契約は、オンラインで行うことができます。
契約前に、必ず契約内容をしっかりと確認しましょう。
特に、走行距離制限や月額料金、違約金などの細かい条件は、後から変更することができません。
そのため、契約前にしっかりと確認しておくことが重要です。
トヨタの新車サブスク「KINTO（キント）」を利用してみたいけど、失敗しないかどうか不安な方もたくさんいます。
車のサブスクはKINTO以外にもあります。
KINTOのメリットやデメリットをきちんと理解したうえで自分にあったサービスなのかを見極めることが大切です。
契約前に必ず確認すべきこと！違約金や走行距離制限など
KINTOで車検や修理はどうなるのか？費用や手続きを解説
KINTOで乗り換えしたい場合は？手続きや費用を解説
KINTOは自分に向いている？メリット・デメリットを比較しよう
KINTOのキャンペーンや割引を活用してお得に契約しよう
KINTOの評判や口コミをチェックしておこう
KINTO やばい
トヨタkinto 事故
▼関連記事▼
トヨタKINTOの評判は？メリット・デメリットを徹底解説
トヨタKINTO（キント）の口コミ・失敗談！デメリットから注意点を解説
実際にトヨタ KINTO（キント）を利用されている人には失敗したなと思っている人もいます。
KINTOの利用を考えている方は、失敗談やデメリットを参考にしてみてください。
よく言われるKINTOの失敗経験をご紹介いたします。
- 月額料金で決めてしまったけど、少しくらい高くてもモデリスタにすればよかった…
- 車が気に入っても自分のものにならない
- 走行距離制限がある
- 喫煙やペット同乗ができない
KINTOの失敗談から学ぶ！モデリスタを選べばよかった…
車は乗っていると愛着がわき、乗っているうちにイジりたくなってきます。
しかし、KINTOはカスタマイズできません。
だったら最初からモデリスタを選んでおけばよかったと思う人は多くいます。
月額料金の安さで選ばず、少し高くなりますが、モデリスタはしっかり検討しておきましょう。
KINTOに限ったことではなく、車のサブスク（カーリース）では改造・カスタムは原則禁止されています。
カスタマイズしたい人は、車がもらえるプランがあるサービスを選びましょう。
KINTOでは、カスタムシリーズの「MODELLISTA（モデリスタ）」「GRパーツ装着車」もサブスクできます。
画像元：KINTO
自分好みにカスタムはできませんが、KINTOでも周りとは違うクルマに乗りたい方におすすめです。
契約満了時に「クルマがもらえる」プランがあるサブスクであれば改造・カスタムは可能です。
ただし、車両価格全額を期間中に払うため購入と比べると割高です。
がっつりとカスタムするのであれば購入が断然おすすめですが、そうではなく利便性を取るならKINTOが適したサービスだと言えます。
KINTOの失敗談から学ぶ！車が自分のものにならない
車は乗っているを愛着がわいてきます。
この先もずっと乗り続けたいと思ってるけど、契約終了後は返却しなくてはいけません。
近年、車のサブスク（カーリース）は契約満了時に車がそのまま自分のものになるサービスも人気です。
しかし、KINTOでは最終的に車を自分のものにすることはできません。
返却を前提としているから、残価がある分月額料金が安くなることも忘れてはいけません。
定期的に新車に乗り換えたい人にはピッタリですが、長く乗りたい人はもらえるプランのある会社も検討してみましょう。
KINTOの失敗談から学ぶ！走行距離制限がある
まとまった費用がないから選んだKINTO.
しかし、通勤で車を使う人は、走行距離制限があることは気をつけてください。
せめて月2,000kmくらい欲しかったと思っても後の祭りです。
超過料金を払う覚悟で乗ることが必要になるかもしれません。
KINTO（キント）はプランごとに走行距離制限を以下のように定めています。
| 3年プラン | 54,000km |
|---|---|
| 5年プラン | 90,000km |
| 7年プラン | 126,000km |
契約満了時に走行距離が超過していた場合は、1kmあたり11円の超過料金がかかります。
月換算1,500kmですから、1日に50km以上車を使う人には不向きです。
通勤メインで使用される方は気を付けましょう。
▼関連記事▼
カーリースやめとけ！と言われるホントの理由
KINTOの失敗談から学ぶ！喫煙やペット乗車はNG？
タバコやペットのことで失敗したなって思う人は多くいます。
車内でタバコを吸えないのが愛煙家には困ることです。
ペットを飼っている人も、ペットと一緒にお出かけしたくなります。
タバコを吸う人や、ペットを乗せたい人にはKINTOは不向きです。
KINTO（キント）で車の価値を下げるようなことは認められていません。
それは外観のカスタムだけでなく、内装の臭いも大切です。
車内での喫煙したりペットを乗せたりすると臭いや汚れが付着する恐れがあるため禁止されています。
どうしても喫煙したい人やペットを乗せたい人は、車がもらえるプランを選びましょう。
トヨタKINTO（キント）で失敗しないためにメリット・デメリットを知って、自分に合ったプランを選ぼう
KINTO（キント）で失敗しないためには、自分が車に乗る目的をはっきりさせ、ライフスタイルを考えることが大切です。
そのためには、KINTOのメリット・デメリットをきちんと理解し、自分が利用シーンにあったサービスなのかを照らし合わせ検討することをおすすめします。
トヨタKINTO（キント）のメリット
KINTOを利用するメリットは以下のようになっています。
メリットについて以下で詳しく見ていきましょう。
頭金不要、月々定額の安心サービス
マイカーローンを組んで車を購入する場合、基本的に頭金が必要になります。
また冒頭でも触れたように、マイカー購入だと車検代や自動車税、メンテナンスによって不定期に支出が発生することになります。
KINTOを利用すれば、頭金は不要で毎月の車に対する支出もほぼ一定になり、月によって異なるのはガソリン代ぐらいです。
任意加入の自動車保険やメンテナンス費用も毎月の支払いに含まれるため、他のカーリースよりリース代は高くても、支払総額で見ればお得なサービスとなっています。
WEBで一括契約可能、即納車
Web上で契約を済ませることができるので、忙しくてなかなか車を見に行けないという方でも利用しやすいです。
契約書類は郵送となっているので、契約時にもわざわざ店舗に出向く必要はありません。
納車は1ヶ月程度でできるので、マイカー購入や他のカーリースに比べて早いです。
そのため急ぎで車が必要という方のニーズも満たすことができます。
柔軟なクルマの乗り方が可能
車を利用していれば、家族が増えたり大きな車や新車が欲しくなったりすることもあるでしょう。
KINTOでは、一定の手数料を支払うことでリース期間中であっても車の乗り換えができる「のりかえGO」を導入しています（初期費用フリープランのみ）。
のりかえGOなら、リース中の一定期間内に手続きを行うことで、リース費用1ヶ月分から6ヶ月分の支払いで他の車に乗り換えることが可能になります。
リース期間中に乗り換え手続きを行い、新たに3年、5年、7年のいずれかの期間で新しい車のリースを行うという仕組みです。
例えばアクアの3年プランをリースしており、ヤリスクロスの7年プランに乗り換えを行う場合は、以下のような流れになります。
プロの正規メンテナンスやサポート
トヨタ車に詳しいスタッフが点検やメンテナンスを行うため、安心して任せることができます。
これはトヨタ車に特化したKINTOだからこそできるサービスです。
さらにパーツ交換を行う際に使用する部品はトヨタの純正品となっています。
カー用品店でも買えるようなパーツが決してダメなわけではないですが、メーカー純正品ならより安心感を持てるのではないでしょうか。
このようにメーカーであるトヨタがサポートしてくれるので、安全面も考慮することができます。
ポイントをためたり、お得なキャンペーンへの参加
KINTOの利用者限定の旅行キャンペーンに申し込んだり、モビリティマーケットで使えるポイントが3万ポイントもらえたりします。
さらにKINTOはクレジットカード払いが可能です。
総額400万円支払ったとして、還元率1％のクレジットカードを使えば4万円分戻ってくる計算になります。
銀行引き落としのカーリースが多い中で、クレジットカード払いできるのはかなりお得だと言えます。
トヨタKINTO（キント）2つのデメリット
では、次にKINTO（キント）のデメリットをご紹介します。
『カーリースはデメリットだらけ』『カーリースは、やばい』なんて言われています。
しかし、実際にはKINTOのデメリットは2つだけです。
車が自分のものにならない
KINTOは契約期間終了後、車の返却をしなければなりません。
たとえ車に愛着がわいたとしても、手放す以外の選択肢はないのです。
KINTOでは、返却されたクルマを中古車として再販されるため契約者は期間満了で必ずクルマを返さないといけません。
また、返却を前提としているのでいくつかの制限・禁止事項が設けられています。
それが、「走行距離制限1,500km/km、喫煙・ペット同乗・改造禁止」です。
走行距離に制限
KINTOは契約終了時に走行距離がオーバーしていた場合、追加料金が必要になります。
後に中古車として販売するため一定の品質基準も設けています。
中古車の価格は走行距離数が大きく影響するため、走行距離が著しく多いと販売価格が落ちてしまいます。
契約終了時の車の価値をできるだけ一定にするために、走行距離制限が設けられています。
走行距離がオーバーした場合の追加料金
・トヨタ車 １kmあたり11円(税込)
・レクサス車 １kmあたり22円(税込)
ちなみに途中解約の際にオーバーしていた場合は、解約月までの合計月数で計算されます。
もし３年プランを２年で解約した時点で54,000km乗っていたら、追加料金が必要になるので気を付けましょう。
ペットの同乗や車内喫煙はNG
車の価値が落ちるペットや車内喫煙は禁止されています。
通常に使用していて価値が落ちることはKINTOも想定していますが、ペットや喫煙は個人差が大きく出るためNGとなっています。
KINTO ペット ばれるのでしょうか？
KINTO 喫煙 バレるのでしょうか？
このデメリットが気になる方も多くいます。
気にするくらいだったら、KINTOはやめたほうがいいでしょう。
ペットや喫煙可のカーリース会社もありますから検討してみることをおすすめします。
また、KINTOは高すぎると言われています。
次に、KINTOが高すぎると言われる理由を確認してみましょう。
KINTOは高すぎるのワケ
また、KINTOは過去に月額料金が高すぎると言われていました。
KINTOは、サービス開始当初契約期間の選択肢が３年しかありませんでした。
そのため月額料金が高めに設定され、「KINTOは高すぎる」という声がありました。
しかし今は５年契約と７年契約もできるようになりました。
長く乗れば乗るほど月額料金も安くなり、お得に新車に乗れるようになりました。
またKINTOはリースで任意保険・車両保険がコミとなっているリースなため、他社と比べると保険料分高く見えました。
KINTOの任意保険は、KINTO専用のものが付帯されています。
保険を何度使っても月額料金は一切変わらないので、気兼ねなく保険を使うことができます。
また、等級を引き継げないといってもKINTOの任意保険は15〜20等級に相当する保険料が設定されています。
デメリットの許容範囲は人によって違いますが、ここで紹介した内容を特にデメリットだと感じないのであればKINTOは便利なサービスだと言えるでしょう。
KINTO（キント）と他社カーリースとの違い！KINTOならではのメリット
車のサブスクリプション（カーリース）はKINTO以外にもあります。
他社カーリースとの違いを理解することも大切です。
KINTO（キント）と他社カーリースにはいくつか違いがありますが、最大の違いは「任意保険（自動車保険）が含まれるかどうか」です。
他社カーリースは、月額料金に任意保険は含まれていません。
自分で保険会社や補償内容を選んで加入する必要があります。
個人で加入する任意保険はドライバーの年齢が若いほど事故発生リスクが高いという理由で保険料が高額です。
補償内容にもよりますが、加入したての保険料は年間20万円以上になるケースもあります。
KINTOの任意保険は、年齢・等級によって保険料が変わることはないので、保険料が高額になる若い方や保険等級が低い方にとっては魅力的なサービスだと言えます。
しかも、月額料金にコミコミだから保険料をまとめて支払う必要もありません。
KINTOの任意保険、実は保険等級15〜20等級に相当する保険料が設定されています。
残価設定ローンとKINTOの比較
カーリースと聞くと、残価設定ローンと混同する人がいらっしゃいます。
しかし残価設定ローンとKINTOでは仕組みが全く異なります。
残価設定ローンとは、車を購入する際のローン契約のひとつです。
月々の返済金額はとても安いですが、返済期間が終了したときにまとまった金額が必要になります。
例えば200万円の車を購入して、毎月２万円×５年間残価設定ローンで支払うとしましょう。
「２万円×60か月＝120万円」なので、５年間で120万円の支払いをします。
しかし80万円が支払えていませんよね。この80万円が「残価」なのです。
（残価設定ローンを組むときは、残価が80万円あることを伝えられます。）
５年間支払っても、残価がある限りは車の所有権はローン会社にある状態です。
残りの80万円は「現金一括買取」や「新たにローンを組んで買い取り」「車の返却」から選択します。
この場合、ローンの金利は最初の金利よりも高くなる傾向があるので気をつけてください。
実はKINTO（カーリース）も残価が設定されています。
ですが、KINTOは「クローズドエンド方式」を採用しています。
カーリース会社は、一般的に「オープンエンド方式」を採用しています。
KINTOは、残価精算の責任がないクローズドエンド方式を採用しているため、ユーザーは契約満了時の残価精算を気にすることなく、お得に気軽に乗ることができます。
オープンエンド方式とクローズドエンド方式の違いは下記になります。
| 方式名 | オープンエンド | クローズドエンド |
|---|---|---|
| リース契約前の残価の開示 | あり | なし |
| 残価設定の特徴 | 契約者とカーリース会社の間で、残価を設定する | 残価が非公開のため、契約者は残価を設定できない |
| リース契約終了時の残価差額清算 | 返却時の査定額と契約時の残価との差額を契約者が清算する | 契約者は残価に対する追加清算がない |
リース料金の他社との比較
KINTOが高すぎるのかどうか、他のカーリースと比べてみましょう。
今回はKINTOと定額カルモくん・オリックスカーリースで比べてみました。
車種：ルーミー X GAS 1.0L ２WD(５人)
契約期間：７年
※KINTOと同程度のオプションを選択しています。(ETC・フロアマット有り)
| リース料金 | |
| KINTO | ￥33,110 |
| 定額カルモくん | ￥39,303 |
| オリックスカーリース | ￥36,740 |
結果を見てみると、KINTOは一番安くなりました。
メンテナンスも自動車保険もコミで一番安いのですから、KINTO一択とも言えます。
しかし、オリックスも定額カルモくんも契約終了後は車がもらえます。
KINTOは返却です。
これが月額料金の差になりました。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、KINTO（キント）で失敗しないためのコツをユーザーの失敗談、メリット・デメリット、他社カーリースとの違いから解説しました。
単に金額が安いか高いかだけで判断せず、金額面以外のメリットやデメリットから自分の利用シーンに適したサービスなのかを見極めることが大切です。
KINTO以外にも車のサブスク（カーリース）は様々なリース会社がサービス展開しているので、それらと比較して自分にあった車の利用方法を見つけて充実したカーライフを送ってください。