KINTOは、トヨタ自動車が提供するサブスクリプションサービスです。
月々定額の料金で、好きな車を好きなだけ利用することができます。
『KINTOの審査って甘いの?』
『パートでも審査突破できるって本当?』
『ブラックリスト入りでもKINTOの審査は通る?』
トヨタの車サブスク「KINTO(キント)」の利用を検討しているけど「審査に通るか不安」という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論を言えば、トヨタKINTOの審査は誰でもカンタンに通るワケではありません。
もし、あなたが「CIC」でブラックリスト入りしていれば審査通過は難しいでしょう。
しかし、定職について安定的に収入を得ているならKINTOの審査に通る可能性は十分にあります。
なぜなら、学生や専業主婦の方、年金生活の方なども審査申込みできるからです。
KINTOは、クレジットカード払いができます。
クレジットカードが作れる方なら審査に通る可能性は高いです。
トヨタKINTO(キント)の審査が甘いと言われるワケ
トヨタKINTO(キント)の
審査が甘いと言われるワケ
次に、トヨタKINTOの審査は甘いと言われているワケをご説明させていただきます。
【KINTOの審査が甘いといわれるワケ】
- 個人信用情報機関への照会は「CIC」の1機関のみ
- KINTOの審査保証会社は「自社グループ」による審査
- KINTOは学生・主婦・年金受給者でも審査に通る
それぞれ詳しく解説していきます。
個人信用情報機関への照会は「CIC」の1機関のみ
KINTOの審査は、保証会社である「トヨタファイナンス株式会社」が行います。
ローンやクレジット等の審査を行う会社は、「個人信用情報機関」という機関に加盟しています。
審査時に加盟する個人信用情報機関へ照会をかけて申込者の信用情報を確認します。
信用情報を取り扱う会社は3つあります。
CIC:株式会社シー・アイ・シー
JICC:株式会社日本信用情報機構
KSC:全国銀行個人信用情報センター
車のリースでは、そのリース会社と提携する信販会社等が審査を行います。
そして、審査を行う信販会社等の多くは個人信用情報機関に通常、2~3機関に加盟しています。
しかし、KINTOの保証会社であるトヨタファイナンス株式会社が加盟するのは「CIC」の1機関のみです。
トヨタは、資金力があり自社で金融機関ファイナンス公式HPでも以下のように回答しています。
出典:トヨタファイナンス
つまり、KINTOの審査ではCICにしか照会をかけないということです。
そのため、CICに延滞や滞納などの情報が記録されていなければ、KINTOの審査に通るのは難しくありません。
ブラックリスト入りしていることは、間違いなくバレます。
しかし、JICCやKSCでブラックリストに登録されていても、CICに登録されていなければKINTOの審査に通るというワケではありません。
個人信用情報機関である「CIC」「JICC」「KSC」は、延滞や代位弁済などの金融事故情報を共有しています。
※この共有制度をCRIN(Credit Information Network クリン)と言います。
このCRINの制度によって、いずれかの信用情報機関に加盟している金融機関等は、自社が加盟している信用情報機関の信用情報だけでなく、それ以外の信用情報機関に登録されている延滞等の一部の金融事故情報を見ることができる仕組みになっています。
KINTOの審査を行うトヨタファイナンス株式会社はCICにのみ加盟していますが、CICに金融事故情報が登録されていなくてもJICCやKSCに金融事故情報が登録されていれば審査通過は難しくなると考えたほうがいいでしょう。
CICにしか照会をかけないこととKINTOの審査の通りやすさは全く関係ありません。
ブラックリストに登録されていれば、それはバレるためKINTO審査落ちする可能性は高くなります。
KINTOの審査保証会社は「自社グループ」による審査
トヨタKINTOの審査が甘いと言われるもう一つの理由は「自社グループによる審査」だからとなります。
トヨタはKINTOを普及させたいと考えています。
そのため、自然と審査は甘くなってしまいます。
KINTOの審査を行うのは保証会社のトヨタファイナンス株式会社です。
トヨタファイナンス株式会社は、トヨタ自動車の孫会社でありKINTOの親会社です。
トヨタファイナンスのクレジットカードが作れるくらいの審査になりますので、比較的審査は甘いと言われます。
今後、車は「所有から利用へ」の流れはさらに加速することが予想されます。
サブスク事業は、これからドンドン伸びていきます。
最近では、KINTOでしか乗ることができない専用車種「bZ4X」も登場。
アルファードやクラウンスポーツもKINTOでしか受け付けていません。
KINTOは学生やパート主婦でも審査に通る
トヨタKINTO(キント)は、18歳以上で運転免許証を持っていれば申込可能です。
そして、学生やパート主婦、年金生活の方もKINTOを利用することができます。
KINTOでは連帯保証人不要で利用できます。
なぜなら、支払いはクレジットカード請求が可能だからです。
仮に万が一、「もし支払不能になっても最悪クルマを回収すればOKです」。
車の所有権はKINTOにありますから、月額利用料が払われなかったら車を回収するということが処理できるし、クレジットカードで違約金の請求をするだけです。
車の所有権がKINTOですから、支払不能の場合は車を回収します。
また月額料金はクレジットカード請求できます。
だから、審査が甘いと言われるのかもしれません。
KINTOお申し込みできる方
個人契約 | 18歳以上・運転免許証をお持ちの方個人事業主の方 ※令和4年4月より成年年齢が引き下げられるため、20歳未満の方のお申し込み・ご契約に際して親権者の同意書は不要となります 契約期間満了時のご年齢が90歳を超える場合はご契約いただけません |
---|---|
法人契約 | 法人 ご契約にあたり代表者の連帯保証が必要となります |
- KINTO指定の保証会社、およびKINTOにて審査を行います
- 契約締結後のキャンセルはお受けできません、お支払い方法や保管場所などご確認の上、ご利用ください
KINTOの審査通過のコツ
KINTOの審査通過のコツ
KINTOの審査を通過するためには、以下のことに注意しましょう。
年収や勤続年数、職業、居住形態など、審査の重要な項目を正しく入力する。
信用情報に金融事故の記録がないことを確認する。
CICのブラックリストに掲載されていないか事前に確認することができます。
利用手数料500円かかります。
確認はこちら
車両価格や月々の支払額を無理のない範囲に抑える。
KINTO審査落ちする可能性のある人
KINTO審査落ちする可能性のある人
過去に支払いの延滞がある人は厳しいです。
クレジットカードの支払い遅延に関しても、1度では問題になるケースは少ないですが
- 複数回延滞を繰り返している
- ステータスが「異動」になった履歴がある
「異動」とは?
債権が別の組織(サービサー)に譲渡されたことを指します。
つまり「取り立てる人が変更になった」ということ。ここまで行くと「金融事故」と表現されます。
上記ケースに当てはまる場合、ほぼ確実に審査に悪影響を及ぼします。
KINTOの審査では、個人情報機関「CIC」に個人データが照会されます。
CICの場合、金融事故等は「5年間」保存されます。
過去に延滞を繰り返し「ブラック属性」になっている方は、5年間は待つ必要があります。
また、自己破産・任意整理歴がある人
同じく、審査される属性としては極めて厳しいです。
当然、CICにも個人信用情報として記録されており
任意整理:5年記録
自己破産:5年記録
いずれのケースでも、5年間は審査に通ることは難しくなります。
KINTOだけでなく、新規のクレジットカードの審査も厳しくなります。
関連記事
まとめ
KINTOの審査は、一般的に「甘い」と言われていますが、まれに、審査落ちする人もいます。
スマホ料金の未払い等がないか、事前に確認しておきましょう。
信用調査は自分でも可能です。
また、審査を通過するためには、車両価格や月々の支払額を無理のない範囲に抑えるようにしましょう。