KINTOは、月額料金の安さで人気のカーリースサービスです。
しかし、口コミや評判ででは「KINTOは高い」という声も聞こえてきます。
そこで、今回はKINTOの月額料金を他社カーリースと比較して検証してみました。
結論から言うと、KINTOの月額料金は、他社カーリースと比べて必ずしも高いとは言えません。
しかし、車種やプランによって料金差は大きく、場合によっては他社カーリースよりも高くなることもあります。
本記事では、KINTOの月額料金の特徴や、他社カーリースとの比較結果を詳しく解説します。
KINTOの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
トヨタKINTO(キント)は高すぎる?他社カーリースと価格を比較
トヨタのKINTO(キント)カーリースサービスは、他のリース会社と比較してどの程度の価格なのでしょうか。
今回は、「クルマのサブスクMINT」「定額カルモくん」「オリックスカーリース」「リースナブル」という4社のサービスと比較してみます。
これらのサービスの主な違いは、契約方式にあります。
KINTOはクローズドエンド方式を採用しており、月額料金は比較的高めですが、残価精算のリスクがありません。
一方、他のサービスはオープンエンド方式を採用しており、月額料金は低いですが、車の価値が落ちた場合に追加の費用が発生する可能性があります。
KINTOのサービスは、月額料金に税金、自賠責保険、任意保険、車検代、メンテナンス費用が全て含まれています。
他社サービスの料金も、これらの費用を含めた条件で計算していますが、任意保険料は別途支払う必要があります。
具体的な料金比較をすると、トヨタのルーミーを例に取ると、3年契約の場合、KINTOは月額44,660円、定額カルモくんは62,149円、MINTは45,760円、リースナブルは42,900円となっています。
5年や7年契約の場合も同様に、KINTOは他社と比較して高いわけではなく、むしろ安い場合もあります。
また、リースナブルは月額料金が安いものの、任意保険や消耗品の費用が別途必要で、オープンエンド方式による追加費用のリスクもあることを考慮すると、KINTOのサービスが全体的にコストパフォーマンスに優れていることが分かります。
KINTO(キント)vs他社カーリース 料金比較:ルーミー
車種:ルーミー グレード:カスタムG-T(2WD)
3年 | 5年 | 7年 | 月額料金に含めることができない費用 | |
---|---|---|---|---|
KINTO | 44,660円 | 41,560円 | 39,270円 | なし |
オリックスカーリース | 設定なし | 48,780円 | 41,800円 | ・任意保険 ・代車 |
クルマのサブスクMINT | 45,760円 | 設定なし | 設定なし | ・任意保険 ・消耗品(一部) ・代車 ・ロードサービス |
カーコンカーリース もろコミ | - プランなし | - プランなし | 43,780円 | ・任意保険 ・代車 ・ロードサービス |
リースナブル | 42,900円 | 39,600円 | – ※プランなし | ・任意保険 ・消耗品(一部) ・代車 ・ロードサービス |
トヨタのKINTO(キント)カーリースサービスは、他社のリースプランと比較しても高額ではないことが明らかになりました。
条件を平等に比較した結果、KINTOの料金体系は競合他社と比べても割安であることがわかります。
特に注目すべき点は、KINTOでは任意保険料が月額料金に含まれているのに対し、他社のサブスクリプションサービスではこれが別途必要となることです。
この差を考慮すると、KINTOを選択する方が経済的にも有利です。
一方で、リースナブルはKINTOよりも月額料金が低いですが、任意保険や消耗品の費用が別途発生する点があります。
また、リースナブルはオープンエンド方式を採用しており、残価を高く設定することで月額料金を抑えていますが、これには契約終了時の追加費用のリスクが伴います。
さらに、リースナブルの走行距離の上限は750kmと限られており、これを超えると追加料金が発生します。
日常的に車を多用する方や通勤での利用がメインの方にとっては、リースナブルは適していない可能性が高いです。
これらの点を踏まえると、全体的なコストパフォーマンスを考慮した場合、KINTOのサービスがより魅力的な選択肢と言えるでしょう。
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「KINTO」車の購入との違い
「KINTO」車の購入との違い
トヨタのKINTO(キント)と従来の車の購入方法との主な違いは、以下の5点に要約できます。
KINTOは定額で車検、任意保険、税金などが全て含まれています。
車を購入する場合、これらの費用は別途、各々のタイミングで支払う必要があります。
しかし、KINTOではこれらの費用が月額料金に含まれており、別途準備する必要がありません。
KINTOの契約は、期間終了時に車を返却することが前提です。
購入の場合は車が自分の所有物になりますが、KINTOでは返却が必要ですが、その分売却の手間が省けます。
KINTOでは、ライフスタイルの変化に合わせてお得に車を乗り換えることが可能です。
車の購入では乗り換えに際して売却などの手続きが必要ですが、KINTOでは手軽に次の車に移行できます。
KINTOの支払いはクレジットカードが使用可能で、ポイントが貯まるメリットがあります。
車の購入時の支払いはクレジットカードではできないか、利用限度額に制限があることが多いです。
KINTOでは事故が発生しても、修理費用に関して一定の自己負担限度額(最大5万円)を超える部分はKINTOが負担します。
通常の車の保険では、事故の度に保険料が増える可能性がありますが、KINTOでは月額料金は事故の有無に関わらず変わりません。
これらの点を踏まえると、KINTOは特に定額での安心感や乗り換えの容易さ、追加費用の心配が少ないことなど、従来の車の購入方法とは異なる多くの利点を提供しています。
任意保険の等級によって、トヨタのKINTO(キント)カーリースのお得さが変わることは間違いありません。
KINTOの料金は車両代金だけでなく、税金、車検、メンテナンス費用、保険料を含むため、これら全てを総合的に考えると、KINTOのコストパフォーマンスの高さが明確になります。
車を長期間所有する場合、購入する方が経済的に見合うこともあります。
しかし、KINTOの魅力は、車に関するあらゆる手間を省くことができる点にあります。
保険手続きや定期的なメンテナンス、車検など、車の維持に伴うさまざまな面倒から解放され、より気軽に車を利用できるのです。
面倒な手続きを避けたい、車のメンテナンスや車検に関する心配をしたくないという方にとって、KINTOは理想的な選択肢と言えます。
忙しい日常生活の中で、車の所有に関する手間を最小限に抑えたい方には、KINTOのカーリースサービスがおすすめです。
トヨタ・KINTO(キント)が高すぎると言われる3つの理由
トヨタのKINTO(キント)は、SNSや掲示板などでしばしば「料金が高い」との意見が見られます。
人によって価格に対する感じ方は異なります。
しかし、KINTOを高いと感じる主な理由を口コミや評判で調査してみました。
KINTOの仕組みから生じる高価格感
KINTOはカーリースサービスで、利用者は月額のリース料金を支払って車を利用します。
所有権はKINTOにあるため、契約終了後には車を返却する必要があります。
これが「自分のものにならないのに高額な料金を払う」と感じる主要な理由です。
レンタカーの長期版のように見えるため、月々数万円を支払うことが割高に感じられるのです。
KINTOのサービスでは、車の残価精算リスクはなく、車体の小さな傷や凹みが想定範囲内であれば、修理費用の請求も発生しません。
また、走行距離のオーバーがなければ追加費用もかかりません。
これらの点を考慮すると、KINTOは利便性の高いサービスですが、車が最終的に自分のものにならないという点で、月額料金を高いと感じる人が多いようです。
KINTOは一定期間だけ車を利用したい人には理想的な選択ですが、車を借りているという意識に抵抗を感じる人には、高価に感じられるかもしれません。
車を所有することにこだわる人にはKINTOのサービスは適していないと言えます。
維持費用の存在による高価格感
KINTOをサブスクリプションと捉えると、月々の支払いが継続することになります。
契約を続けない限り、車を維持することはできません。
この点で、サブスクというよりは伝統的なカーリースに近いと感じられることがあります。
特に、車にそれほど興味がない人にとっては、継続的な維持費用の支払いが負担に感じられることもあります。
KINTOの月額料金には、車検やメンテナンスなど、車を維持するために必要な費用が含まれています。
このため、契約期間中の継続的な支払いが高価に感じる方もいるようです。
しかし、マイカーを持つ上でこれらの費用は避けられない要素であり、カーシェアリングやレンタカーでない限り、維持費は必要経費と言えます。
車の維持にかかる費用を避けたい方には、KINTOや他のカーリースオプションは適していないかもしれません。
他の購入方法との比較による価格の高さ
KINTOを他のカーリースサービスや車の購入オプションと比較すると、月額料金が高いと感じられることがあります。
実際に、多くのユーザーがSNSや口コミで他の選択肢と比較してKINTOの価格を高く感じています。
しかし、車の維持費用を含めた総合的なコストを考慮すると、KINTOが必ずしも高価ではないことが理解できます。
車の購入や他のリースオプションと比較した際にも、KINTOは総合的なコストパフォーマンスにおいて有利な選択肢となる場合があります。
トヨタのKINTO(キント)カーリースサービスは、新たなプランの導入により、よりお得な料金体系へと進化しました。
以前は3年契約のみでしたが、新たに5年プランと7年プランが追加され、さらには「のりかえGO」という新サービスも導入されました。
これにより、KINTOの利用が大幅に魅力的になった点を以下にまとめます。
車検費用を含むディーラー整備が、5年・7年プランでも定額料金に含まれること。
任意保険も長期契約でも含まれること。
長期契約ほど月額料金が抑えられること。
「のりかえGO」を利用することで、契約途中でも気軽に車を乗り換えられること。
5年・7年プランの導入により、長期契約の魅力が増し、月額料金を抑えつつ最新の車に乗り続けることが可能になりました。
また、「のりかえGO」サービスにより、契約中でも新しい車種や新型車種に気軽に乗り換えることができます。
これは、以前の3年プランのみだったKINTOとは全く異なる、大幅に改善されたサービスと言えるでしょう。
車の購入との違いや、費用面での比較を詳しく見ていくことで、KINTOの新しいプランがどれほどお得であるかが明らかになります。
トヨタのKINTO(キント)は新しいプランの導入により、従来の車購入方法とのコスト比較でさらに魅力的なオプションになっています。
特に「5年プラン」「7年プラン」と「のりかえGO」の登場が、その価値を高めています。
「KINTO」の新プランの利点
コスト効率の良い長期プラン
7年間ルーミーをKINTOで使用する場合、月額料金は33,1100円、総額は2,781,240円です。
これに比べて、同じ車を購入した場合の7年後の総支払額は3,709,544円になります。
これは、KINTOが約928,304円ほどお得であることを意味します。
7年後の下取りがつく想定額を差し引きしています。
手間の削減と安心感
KINTOを利用すると、車検、任意保険、税金などの手間がかからず、すべてトヨタ正規ディーラーに任せられます。
これは時間と手間の節約につながります。
柔軟な乗り換えオプション
「のりかえGO」を利用することで、契約途中でも新しい車に気軽に乗り換えられます。
これにより、ライフスタイルの変化に応じて簡単に車種を変更できる利点があります。
クリアな中途解約ポリシー
KINTOは中途解約金が明確で、免許返納や海外転勤、利用者の死亡など特定のケースでは解約金なしで解約可能です。
総合的な経済性
KINTOは、頭金0円、固定の月額料金で乗ることができ、カーリースのメリットを保ちつつ、従来のカーリースのデメリットを解消しています。
このように、KINTOの新プランは、車の購入と比較しても経済的であり、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる便利さを持っています。
これは従来の「KINTOが高すぎる」という認識を変えるほどの改善であり、車の所有と利用に関して新たな選択肢を提供しています。
トヨタKINTO(キント)はどんな人におすすめ?
トヨタのKINTO(キント)カーリースサービスは、特定のニーズを持つ人に特に適しています。
以下の点が魅力的だと感じる方には、KINTOがおすすめです。
頭金や初期費用がなく、月々の支払額が一定であること。
急な出費が発生せず、家計管理がしやすいこと。
車に関するさまざまな手間が省けること。
KINTOの契約期間は3年、5年、7年という短期から中期の範囲で設定されています。
短期間での利用を考えている方には特に適しており、最新のトヨタ車に定額で乗り続けることができます。
他社カーリースサービスも短期リースを提供していますが、KINTOは任意保険、車検費用、メンテナンス費用を月額料金に含めている点で優れています。
他社ではこれらの費用がオプション扱いであったり、サービス内容がKINTOに劣っていることが多いです。
KINTOは短期間で車を乗り換えたい人に特におすすめです。
ライフスタイルの変化に応じて容易に異なる車種に乗り換えられる柔軟性を持っています。
最新の機能や設備を備えたトヨタの新型モデルに乗ることができ、任意保険や車検、メンテナンス費用が含まれているため、予期せぬ出費に悩まされることがありません。
また、KINTOの任意保険には車両保険も付帯しています。
一方で、7年以上の長期契約を希望し、契約終了後に車を所有したい方には、長期プランを提供する他社のカーリースが適している場合があります。
KINTOは短期〜中期の利用に最適化されており、それに合った利用計画を立てることが重要です。
加えて、任意保険や車検、メンテナンスが料金に含まれているので余計な出費がなく家計管理が驚くほどラクです。
KINTO(キント)の任意保険は車両保険も付帯されており、万が一の事故でも自己負担額は最大50,000円までと明確なので強い安心感が得られるのもKINTOの魅力と言えます。
まとめ
KINTOが高すぎるは本当か?KINTOと車の購入を徹底比較した結果のまとめはこちらです。
試算してみたら、「KINTOが高すぎる」は、昔のことでした!
どちらがおトクかは個人により違う。
任意保険込・車検・メンテナンス・消耗部品交換付きで5年7年契約ができるKINTOの長期契約プランは車の購入よりもお得な人がダンゼン増えた!
しかも、長期契約で「長いかな?」と思った人も新サービス「のりかえGO」でおトクに乗り換えられる!
カーリースのよくあるデメリットもKINTOなら安心!